設定集その1
ほぼ全て「Castle Imitasion」における管理人月乃宮のオリジナル設定です。
原作にはこうした設定はありません。
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桐山の義父 | |
中国四国地方トップに君臨する桐山財閥の総帥にして、桐山和雄の育ての父親。 年齢は四十八歳。 前桐山財閥総帥の娘である母と、財閥の重役である父との間に 生まれる。(政略結婚による) 幼少時より、会社経営者としての英才教育を受ける。 ほぼ一切の情を切り捨てた環境に育ったため、心を開いて付き合う相手が なかなか出来ないまま成長。 大学受験の際に塾で知り合った別の高校の女子と初めて恋愛関係を持つ が、父親の手廻しにより彼女は総帥の元を去る。 その直後、子供を作ることが出来ない体質であると診断される。 前総帥の祖父が他界した後、総帥就任直前に急死した父の後を継いで二十八歳で桐山財閥の総帥に就任する。 彼の代で財閥はより強大になり、大東亜有数のコンツェルンとして栄華を 極める。実子を持つことが不可能なため、全国各地から天才児を集めて養子選抜テストを繰り返していた。 |
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桐山和雄の育ての親。中国四国地方トップ企業の社長。 原作には僅かにしか記述がありませんが、桐山の人格形成に大きく影響を及ぼした人物として、 桐山を主役としたこの話では重要な役割を担っていました。 物語中では冷徹非道、桐山を人間扱いしない悪役として終始書いてしまいましたが、彼も元々の「悪」ではなく、 桐山と同じように周囲の環境によってこうした人物にならざるを得なかったのです。 桐山に対する態度は一見冷酷で愛情のかけらさえないかに見えますが、実は彼が桐山を養子として残したのは 桐山が彼の要求する過酷な教育に逆らわずに従った、彼の期待を裏切らなかったためです。 かつて初めて信じた恋人に捨てられた彼は、裏切りを何より恐れていました。 桐山に対しては、非常に歪んではいますが愛情を持っています。 正しい育てられ方をしなかった父親は、その子供もやはり正しく育てることは出来ない。そういった部分を 作品中で出せなかったのが心残りです。 桐山の苗字が変わっていなかったのは、彼が色々と手を回して戸籍を改ざんした名残と、養子縁組を解除していない ためだったのですが、そこのところもうまく書けませんでした。 彼は今でも桐山が家に戻ってくるのを待っているのです。 |